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July 03, 2006

Aspectus、Lauroを破る 171. Oppenheim-Union-Rennen

いきなり話が逸れるが、金曜日のドイツ-アルゼンチン戦の盛り上がりは凄かった。まず、3時頃になるとドイツ人は職場から期待に目を輝かせながら消えていき、ボスと外国人部隊が取り残された。私も何とか仕事を終わらせ(試合中に)外に出ると、近くのパブから路上に人があふれ、さながらにわかパブリックビュー状態。警察は道を封鎖し、路面電車も止まっている。普通の電車は動いていたが、普段は家路を急ぐ人で混み合っている時間なのにガラガラであった。延長になったこともあり、なんとか試合中に帰り着いて見ることができた。結果はご存知のとおり。ドイツ人が幸せなぶんにはこちらにも恩恵がある。メデタシメデタシ。

ということで、ワールドカップは4強が出揃い一休み。ドイツ優勝への期待が高まる中、競馬はダービーに向けてのステップレースが各地で行われた。

まず、先週のドイツ賞でSchiaparelliが果敢に古馬に挑戦した。例年はダービーの後に行われるレースが、ワールドカップの変則日程でダービーの4週前という理想的な週に移動したからこそ可能になったローテーションである。Donaldsonの2着に終わったが、道中は窮屈なところに閉じ込められて追い出しが遅れたこともあり、まったく悲観することのない内容であった。デビュー時には大きな体を持て余している印象のあったSchiaparelliだったが、1戦ごとに成長し3戦目のHannoverではFelino、Dickensらを粉砕、このレースではなんとか折り合いが付き、勝負どころでのペースアップにも余裕で対応、デュッセルの坂もしっかりと上がってきた。Samumの弟と彼を呼ぶのはこれが最後かもしれない。

そのSchiaparelliに敗れたFelinoとDickensは土曜日のドレスデン「東のトライアル」Grosser Freiberger Premium-Preisに回り、折り合いを欠きながらもDickensがFelinoを抑えて勝った。このレースもかなりレベルが高いと思った。逃げて3着に残ったElcanosも含めて、ダービーに向かうと思われる。

そして、今日はケルンで171. Oppenheim-Union-Rennenが行われた。
シールゲンの一番手の呼び声高いLauroは11馬身差の衝撃のデビュー戦の後、フランスで2戦2勝。そしてダービーへのステップにここに出てきた。今日、暑い中を競馬場に出かけたのは、彼の走りを見たいからだった。

迎え撃つはフランスダービーではふがいないレースをしたAspectusと、「ミュンヘンダービー」を勝ってきたImonsoである。馬券的にはAspectusの取捨が一番の問題となった。フランスダービーの敗戦は距離なのか、はたまた、調子その他の問題だったのかわからない。今までの印象からケルンなら中距離はこなすだろうという感触はあったのだが、それでも相手が強い場合はやはり距離延長はマイナス。グリグリ本命のLauroを買うとなると相手は絞らなくてはならない。使い詰めていることもあって今回は切ってしまった。だが・・・自分の不明を恥じなくてはならない。

スタートでポンと飛び出したAspectus、今までのレースと同じく行こうとするが鞍上のStarkeはガッチリと手綱を引く。Lauroは逆に気合をつけて先手を取りに行ったが、両馬の外をLucky Galicが折り合いを欠いて行ってしまった。そういうことで向こう上面に入るあたりまではいくらなんでも速すぎないかというペースとなったが、バックストレッチでは落ち着いた流れとなり馬群が固まった。3コーナーからLauroが仕掛け、ペースが再度急に上がる。Aspectusは持ったままそれについていく。Lucky Galicは直線に入ってもう余力が無い。これは一騎打ちだと思った時、Aspectusが仕掛けた。その「瞬間の脚」は鳥肌モノであった・・・ほんの数完歩でLauroに決定的な差をつけた。Lauroもジリ脚ながら伸びていた。最後まで伸び切って後ろを千切りAspectusに迫ったが、あの一瞬の最高速度の差をケルンの高速馬場で挽回するのは不可能であった。

Aspectusの脚はマイラー、中距離馬の脚であった。この切れすぎる脚はハンブルク向きではない。でも。今日の出入りの激しいレースをこなせたことは、ダービーでもあの脚が使える可能性を感じさせた。一応ダービー登録はある。馬場次第では出てくるかもしれない。Lauroのズブさは間違いなくダービー向き。それに今日はギリギリまで仕上げている印象ではなかった。最近はUnionとダービーの相関は薄く、Unionでジリっぽく敗れた馬がダービーでは勝つという感じがある。

ダービーへのステップレースは来週のブレーメンを残すのみとなった。Schlenderhanのフランス勢のどの馬がダービーに来るのか、はたまた、強力な国外馬が愛ダービーから回ってくるのか。今年のダービーは、いまだ勝負付けの済んでいない多彩な顔ぶれが集まることになりそうだ。

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