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February 20, 2006

日本、大健闘の6位入賞

団体戦はオーストリアの金銀メダリストがキッチリと仕事をして、必死に食い下がったフィンランドを振り切って金メダルに輝いた。アホネンが本来の力を出したフィンランドが銀。インゲブリットセン投入が裏目に出たノルウェーが銅という結果であった。

以下、ドイツ、ポーランド、日本、スイス、ロシアの順であった。案の定スロベニアは2回目に進めなかった。ポーランドの大健闘以外は順当な結果といえるだろう。

風の状況は今までよりは安定していたし、ゲート設定も適正で(8本目は急に追い風が無くなってちょっと大盤振る舞いになったけど)、転倒なし。各チームの実力が発揮された、素晴らしい試合だったと思う。

風は安定していたけど、何故かスイス、日本、ドイツの3チームのときに妙に状況が悪かったなぁ。日本の各選手はそれぞれ素晴らしいジャンプをしたと思う。ちゃんと8本揃っている。でも、特に1回目はぜんぜん風が当たらなかった。伊東、葛西、岡部は上位10チームの中で一番悪いときに飛んでいると思う。それぞれわずかな差なのだが、実力的に絶対的なものがないだけに、積み重なると苦しい。2回目は伊東以外は状況は悪くなかった(本当に、伊東は運が悪すぎたなぁ・・・)けど、1回目のビハインドを挽回することはできなかった。

私は、風の恩恵無しでの6位入賞は素晴らしい成績だと思う。メダルゼロに終わった、っていう論調が出るのかもしれないが、もとよりメダルは奇跡的な幸運がなければ無理な状況だった(うーん、葛西のノーマルは普通にあり得たかな・・・・)。そして、団体の入賞、そして個人でも1人入賞、というユリアンティラコーチの目標はちゃんと達成できている。選手たちはできることをきちんとした、と賞賛されてしかるべきだ。

今回の団体戦は本当にレベルが高かった。ホルンガヒャーに育てられたポーランドの若手はいいジャンプをしていたし、シュタイアートコーチがドイツ・マテリアル技術を注入したロシアは凄い飛び出し速度から距離を伸ばした。チェコはヤンダの調子が少し戻り、若手も頑張っていたのだが、それでも2回目に進めなかった。世界選手権で団体メダルに輝いたスロベニアですら、ちょっと調子が落ちたらもうノーチャンスである。そのなかで余裕で2回目に進んだのは日本の実力の証明だと思う。

それにしても、オーストリアとノルウェーの選手達はどうやってあの飛び出し速度を得るのだろう。ペラペラスーツ・レギュレーションで浮力が得られない今、飛び出し速度を上げることが飛距離を上げる近道。みんな一日中風洞に入っているのかな。

オリンピックはこれで終わりか・・・寂しいなぁ。
ジャンパーの皆様、次のバンクーバーに向けて、まずはゆっくり休んでください。
マリシュが2回目を飛び終わった後にさびしそうな目をしていたのが印象に残ったな・・・。日本のベテラン2人にはそんなそぶりは微塵も無かった(笑)。

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