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October 30, 2005

スピーカープロジェクト1の4 箱の検討

工作を始めるにあたっていろいろと必要なものを揃えなくちゃならないのだけど、ドイツと日本では工具がまったく違うことに戸惑っている。なんでこれがないのか、とつぶやきながら巨大ホームセンター内をさまよう日々。ノコギリの歯の向きが違うのは良く知られたことだけど、それ以外の小物、例えば小さなクランプや曲尺がないのには困った。もちろん、ドイツ式のはた金や、角度を出す道具はあるんだけど、想定されているシチュエーションが違うという感じがする。結局考えた末に工具は日本のVic's DIY shopで新たに買ったものを送ってもらうことにした。その方が安かったりもする。そんなこんなで一つ一つのステップに時間がかかっている。

さて、箱の検討だ。正直いってかなり悩んだ。

MG10SD09-08は5リッターぐらいのバスレフにすれば下は60Hzぐらいまでは伸ばすことができそうだ。そういう風に設計されている。しかし、私はバスレフの低音がダメなので、いろいろとチューニングをしてみた挙句に結局はポートをふさいでしまうような気がする。だから、低音不足は承知で初めから密閉にする。

このようなバスレフ向きのユニットを密閉箱に入れるとなると、セオリーとしてはかなり小さい箱に入れなければフラットレスポンスは得られない。しかし、その場合、最低共振周波数が上がってしまう。そうなるとますます低音が出なくなる。だから、密閉向きのユニットはFsが低くて、Qが高くしてある。

MG10SD09-08のFsは81HzでQtcは0.52だから、フラットを目指して小さい2.5リッターぐらいの箱に入れるとFocは120Hzぐらいに上がってしまう。それはいくらなんでも高すぎるカットオフだ(サテライトじゃないんだから・・・)。本当はもっとFsの低いユニットを選んだほうが良かったかもしれないが、このサイズのユニットとしてはまだマシな方なんだよな~。

とりあえず、8リッターぐらいある、このユニットには大きすぎる箱を用意してみよう。これならFocは90Hzで、200Hz付近からだら下がりの特性となるはず。アンプでブーストしてもFoc以下はまともには出ないだろうけど、そのつもりだから仕方がない。吸音材を多めに入れればFoやQはもうちょっと下げられるかもしれない。多すぎると音の鮮度は落ちるだろうから、いろいろ試してみるしかない。

実は8リッターという数字は11-13センチクラスのウーハーを使ったバスレフでも行けるようにという意図もある。もし、どうしても低音不足が我慢できないときはPeerlessかSeasのウーハーを使ったまともな2Wayにしてしまおう。バスレフだってちゃんとやれば大丈夫なのかもしれないしな・・・。フルレンジはリアスピーカーかPC用スピーカーに作り変えればいいんだし。

えらい言うことが変わってるやん、て思われるかもしれないが、実際そうなのだ。そんなこんなでいろいろと調べたり、自分で設計してみたりしてみると、こっちで売られているユニットはそうやって使うものだということがようやくわかってきたのである。言い換えれば、日本の自作世界がいかに特殊かをユニットに教えられてしまった、というところ。また、OWIの中音域方向への性能を考えるとスーパートゥイーターとしてのみ使うのはもったいない気がしてきた。そして、数限りなくあるミッドウーハーたちはちゃんとそういうトゥイーターにパーフェクトマッチするようにできている。

このようにグダグダと優柔不断を発揮しているのだが、とりあえずどのくらいの低音不足に自分が耐えられるかを知るためにも、元の理想のままで一度作ってみよう。結構大丈夫なら、そのままでスーパーウーハーに取り掛かる。音楽を聴けないほどダメならバスレフ化を先にしよう。

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