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August 17, 2005

PCでHigh Difinition音楽・その2

サウンドカードでHigh Difinition音楽は難しいと思った。しかし、ネットをさまよっていろいろ情報収集してみると、いろんな人はいるもので、万難を排してそれに成功してい人もいる。そういう人たちのステレオタイプな実現手段を書き出してみると・・・

まず、静音PCを作るところから始める。できる限り消費電力を抑え、騒音及び電源ノイズの原因となる冷却ファンを排除するために、低クロックのCPUを使いさらにクロックを落とす。もちろん、電源、ケース、マザーボードには定評のあるのものを使う。不必要なカード類、ドライブ類などはまったく付けず、アプリケーションも音楽関連のみにする。内部の電源コード類は捻ったり、フェライトコアを入れたり、銅箔でシールドしたりして、できる限りノイズを減らす努力をする。

次に、サウンドカード。いや、プロ用のオーディオカードを使う。多くの人が用いているのはRMEのDigi96/8シリーズ。このカードのデジタル出力はかなりの高品位だそうだ。もちろん、電源がきれいであるという条件付だが。また、プロ用のバランス出力、そしてサブボードを用いたクロックの同期までサポートしている。

そのカードより出力されたデジタル信号をDACに入力する。DAC自体はできる限りPCから離すことが必要。DACはそれこそピンキリで、自作から7桁の高級品まで。できればオーディオカードのクロックはDACと同期する。もちろん充分に良いアンプ・スピーカーを使ってアナログ出力を音に変える。

・・・・ふぅ。RMEはドイツの会社だから、Digi96/8はこちらでも入手可能だが、ネット直販でも約300ユーロする。クオリティを考えたら安いといえるが、PCがダメならそのカードも宝の持ち腐れとなるので、かなりPCに投資しなくてはならない。PCに行われている対策には、トルマリン、備長炭、さらにはサボテンなどのほとんどプラセボ効果としか思えないものまである。

DACには評判の良いものでBehringer SRC2496、JOB DA-48、CEC DA-53、Benchmark DAC1などあるが、やはりかなり価格相応といった感じがある。コンデンサやオペアンプ交換などの改造を行っている人も多い。

96KHzにこだわらなければ、もっと安いCMI8738搭載のサウンドカードのデジタル出力を適当なオーディオにつなげばとりあえずOKということだが、この場合もPCの電源の状況が大きな影響を持つ上、出てくる音は“PCの音”の範疇から抜け出せないものだろう。もちろんDACを奢ることは可能だが、投資金額に見合うとは到底思えない。

結論:PCオーディオは趣味の世界である。安く簡単になどと考えていた自分が間違っていた。
つぅことで、新PCやDACにつぎ込む金などないので、この方向には行けない。RMEのカードは非常に魅力的だが、それだけ買ってもいい音は出ないだろう。それを生かそうとするあまり泥沼に足を突っ込むことになるのがオチだ。

出てくる音は投資金額×手間・時間とある程度は比例するものだ。上を見ればきりがないから、どこかで折り合いをつけなくてはならない。そして少なくとも言えることは、PCオーディオは、現状では非常にコストパフォーマンスが悪いということである。残念ながら、こんな状況ではHD音楽配信は立ち上がるまい。200円のソフトを再生するのに100万円とは言わないまでも数十万の投資が必要となれば、マニア以外はついてこれない。PCの出す音のクオリティの上ではmp3が跋扈するのが当然の帰結なのであろう。つまるところ、いい音で音楽を楽しみたいという欲求を満たすだけなら、SACDプレーヤーを買えばいい。また、簡単に配信音楽を楽しむのであればiPodを買えばよい。どちらもコストパフォーマンスはずっといい。そういうことだ。

さて、どうしたものか。

(続く)

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 何日か前にマウスコンピューターのパソコンのコストパフォーマンスが高いことを書いたが、マウスコンピュータには弱点もある。静音タイプのPCラインアップがないことである。  一般の人は、音の静かさよりコストやパフォーマンスに目がいってしまうが、音の静かさは大きなポイントである。せっかく高品質のオーディオを揃えても、PCが、うるさくては、台無しである。  そこで、静音で、かつ、... [Read More]

Tracked on August 17, 2005 at 03:02 PM

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