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July 03, 2005

人心、神をも惑わす

ダービーの結果は、予想外のものとなった。
え、Nicaron、うそや~っていうのが正直なところだ。

この結果は、シュレンダーハンの陣営があまりにも自信を持ちすぎていた、あるいは周りがあまりにもおだて過ぎたため、起こったような気がする。Silent Windの作ったペースは、力勝負を演出するものだった。しかし、実際はそのペースのために、2頭のスタミナ不足が露になってしまった。そして、それを顕著にした直前の雨によるやわらかい馬場。

もともと、KonigstigerはマイルのGIを勝った馬で、ダービーディスタンスでのスタミナ不足が懸念されていた。良馬場のケルン、2200mで行われたUnionはスタミナを必要とする場ではなかったのかもしれない。
Arcadioの全兄Assiunはゼッケン1番を蹴ってダービーを回避した。母系の底力不足に対する不安から・・・Arcadioも本質的には同じはずである。しかし、Arcadioのミュンヘンでのパフォーマンスは、そんな血統的な不安を吹き飛ばして、彼をダービーの大本命へと押し上げた。しかし、あの「切れすぎる」脚は、よくよく考えればドイツダービーにはそぐわないもの・・・マイラーのそれではなかったのか。

他の有力馬が消えて行き・・・ステヤーの大物が出てこずじまいの中で・・・彼らはいつの間にか重い期待を背負わされていた。ダービーでの同門対決、デッドヒート。鞍上はその期待に応えるべく最善を尽くした。そして、冷静に勝負に徹した外国人騎手の前に敗れ去った。

しかし、もう一歩考えてみる。
今の時代、ドイツダービーを勝つことがそれほど重要なことなのかどうか。
シュレンダーハンの配合はどんどん軽くなり、ノーザンダンサー系の繁殖を導入し、ドイツ古来の母系に最新の血脈を重ねて、その結果今の隆盛がある。グレードの高い、国外のマイル・中距離GIを勝つ馬を創るため。しかし、そういう馬はドイツダービーには勝てないのではないか。それが、シュレンダーハンの選んだ道、いや、国内のデフレスパイラル状況の中で、ドイツ馬産の生き残っていく道ではないか。この結果をポジティブに捉えられるかどうかは、Arcadio、Königstigerの今後にかかっている。

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